こんにちは。
八咲コンサルティングの中西です。

本日は、作業のスピードを上げるための視点についてお話をします。

私自身が組立ラインの技術スタッフだったこともあってか、組立系の労働集約的な作業をしている工場を見学するとつい立ち止まって作業の様子を見てしまいます。
そこでしばらく現場を見ていると、仕事の速い人と遅い人がいることに気付くことがあります。
そして、仕事の遅い人は他人から話しかけられたり、工具を取りに行ったり、部品を探したりと作業は進みません。
一方、仕事の速い人はリズムが良い。集中して作業している姿に見入ってしまうほどです。

私は“現場はリズムで仕事をする”ことを進めしています。

大げさかもしれませんが、リズム良く仕事をしている人とそうでない人の生産性には5%以上の開きがあります。
自動車の組立ラインを見たことがあるでしょうか。全ての部品や工具が準備され、決まったタクトタイムでリズムよく製品が組立てられる様子は一目で生産性の高さを知ることができます。

では、リズムの良さを作り出しているのが何かというと、
1つ目は事前の準備がしっかりとできていること。
2つ目は身の回りの整理整頓が行き届いていることです。

“段取”と“整理整頓”は昔から言われている基本動作ですが、リズムを良くするという視点で改めて徹底してみてはいかがでしょう。今まで違ったアイデアが生まれるかもしれませんね。