こんにちは。
八咲コンサルティングの松田です。
今回も引き続いて投稿します。

今回はサプライチェーンマネジメントの導入する際に「サプライチェーン情報の調査項目」の中でも、
特に、チェーンを描く際に、どこにリードタイム短縮の芽があるか把握する方法についてお話します。

関連会社やサプライヤーとのリードタイムを発注リードタイム(発注~納期)としている場合が多いと思います。
しかし、リードタイムを短縮する場合は、物理的なリードタイムから、どこの部分で短縮するかを把握しなければなりません。

そこで、進めるにあったての 『よくない例といい例』 をあげます。
■    よくない事例


上記は、チェーンの先は把握できているが、チェーン間のリードタイムが不明で短縮する部分が不明。

■    いい事例


上記は、チェーン間のリードタイムが把握できており、どのチェーンが長いか把握できる。
【この場合、3次⇔2次サプライヤー間が着眼点】

■    目指したい姿の事例

上記は、3次⇔2次サプライヤー間の物流拠点までチェーンとして把握できる。
【この場合、物流拠点内のリードタイムを把握できており、より詳細な着眼点となる】

目指したい姿のチェーンが描けると、リードタイム短縮の方策が見えてきます。
情報の調査を実施する際にはチェーンの先とチェーン間の中継地点を留意して調査すると着眼点を見つけ易くなります。

次回は、見つけた着眼点からのアプローチについてお話しますので、お付き合いください。