こんにちは。
八咲コンサルティングの中西です。

本日は、現場には気合いと根性が大切だというお話です。

これまで100社以上の現場を見てきましたが、担当者の働きや機械の稼働音、油や溶剤のにおいなど、現場の様子というのは一社一様で、新しい現場に出会うたびに面白みを感じるものです。
また、現場は生き物という言葉があるように、同じ現場を見ていても不思議と日によって違う雰囲気を感じます。

よく現場を見ている人であれば、日によって「今日は気合いが入っているな」「のんびりしているな」などと感じたことがあると思います。
そして、気合いが入っているときの生産性の高さに驚いた経験もあるはずです。

ある大手メーカーの工場長が「気合いと根性で生産性は5%上がる」と言っていたことがあります。
そして、極端な話ですが、全員が5%ずつ生産性をあげて、5%の人件費が下がれば、人件費率20%の企業で1%の営業利益に相当します。
たった5%ととは言え侮れない数字なのです。

では、5%の生産性向上がどれだけ大変かと言えば、実は60分かかっていた作業を57分でやり終える程度のことなのです。
その程度であればなんとなく頑張れそうな気がしませんか。

一度、1時間かけて現場をじっくりと見てみて下さい。
その日の担当者はきっと“見られている”という意識から気合いが入り、いつもより5%は生産性が高まっているはずです。