こんにちは。
八咲コンサルティングの沖島です。

専門分野はマネージメント。その対象はヒト・モノ・カネと情報の4つです。
「収益改善は部門間連携で取り組みを」をモットーに営業利益率のアップを
支援していきますのでよろしくお願いします。

今回は「情報収集力」についてです。

営業の責務は大きく2つ挙げられます。
まず1つ目は売上高の獲得、必要とされる利益を確保すること、そして確実な回収です。
そして2つ目はお客様・競合メーカーの新たな動向を正確に掴み、素早くフィードバック
する情報収集です。

特にみなさんにブラッシュアップしていただきたいのがこの情報収集力です。
この取り組みにより1つ目の責務の成果が大きく変わってきます。
お客様により価格・品質・開発・納期・対応力に関して求める優先順位が異なります。
同じく購入の決定権も資材調達部門、設計部門、品証部門など違いがありますから
苦手意識を持たず必要部門との関係を深め、個々のお客様に対してその特長をしっかり
把握し満足いただけるよう対応しなければなりません。

資材調達部門との折衝には推奨製品の原価と利益並びに納期に関わる生産工数の把握が
必要でしょうし、設計部門と品証部門との折衝では製品の技術知識が必要です。
特に技術知識は品質と原価低減に大きく寄与します。基本設計が決まる前に形状、サイズを
少し変えてもらえるだけで耐久性は安定し、共通部品や市販部品が使えれば供給安定も
コスト低減も検討できるはずです。

なによりお客様からの信頼度が増しますのでメーカー営業のみなさんは技術知識の向上に取り組みましょう。

競合に関する情報収集については次回、詳しくお話します。